モルフォでは仕事の連絡などほぼすべてのやり取りをWhatsAppというスマホのアプリで行っています。LINEと同じようなものですがこちらでは断然WhatsAppの普及度が高いです。グループ分けがなされていて、「モルフォ仕事用」「モルフォファミリー交流用」などがあり、今年初めに「ラテンアメリカ自立生活運動」というグループが作られこれは国境を越えてラテンアメリカで自立生活運動に関わっている人がほとんど入っています。コンピュータをみなが持っているかは分かりませんが、携帯ならほとんどの人が持っているでしょう。電話番号さえ分かればすぐに招待できるので、あっという間にネットワークが出来ています。どの国の出来事も瞬時に知れ渡るので、見ているとちょっと壮観です。ぼくが最近しばしば「来年あたり南米で自立生活運動の大きな波が来る」と予言者めいた言葉を繰り返しているのには、こうしたところに根拠があるんですね。
さて、このWhatsAppに先週末「#17305最終コーナー」という新しいグループが出来ました。これにはコスタリカ中の障害当事者や健常者の支援者、議員のアドバイザーなども参加しています。一つのグループに登録できるメンバーは100人らしいのですが、すぐにいっぱいになりました。ちょうどこのタイミングでiPhoneでは使えなかったこのアプリのWebバージョンがリリースされたので、居残り組のぼくも事務所でMacを開きながら刻々と入ってくる国会からの情報をチェックしています。
先週国会で出会ったさる議員アドバイザーの伝手で、モルフォメンバーは今朝CONAPDISの代表フランシスコ・アソフェイファ氏と面会していました。そもそもそのアドバイザーは観光業に関するバリアフリーの仕事をしていて、CONAPDISに圧力を掛けるためにモルフォの力を借りたいということでした。ぼくはもう少し自立法に集中してほしかったのですが、この3月に前職のエリックからフランシスコが代表を引き継いで以降まだ会ったことがなかったこともありちょうど利害が一致したようでした。自立法では、介助派遣の申請窓口になる日本の市役所にあたる役割をこのCONAPDISが行います。ウェンディによれば、フランシスコはその担当機関の立場から自立法に賛成するレターを国会に送ると言ってくれたそうです。
国会ではロビー活動がつづいています。国会のホームページにその日議会で行われたことがすべて公開されているのですが、週末24ある法案のうち23番でだった自立法は昨日25のうち24番目になっていました。順番落ちてるじゃんと思って見ていたのですが、国会で活動しているメンバーのテンションは落ちていない模様。なんとかこの国会中の審議を求めて働きかけています。ロビー活動の詳細はモルフォのFacebookページに載ってます。
WhatsAppのグループに100人いる割りには昨日国会から送られてきた写真にはあまりたくさんの人が集まっているようではありませんでした。ここはまだここというタイミングではないというのもありますし、予算の事も労力の事もあります。しかし事務所でもこうしてプラカード作りをやっています。フランシーニはいざというときに備えて、地元のサンビトには帰らずモルフォに待機しています。
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