2013年5月21日火曜日

コスタリカ初のピアカン


こんにちは。コスタリカは5月21日の朝です。昨日午後たくさん雨が降って今朝はやや爽やかな天気です。事務所も今日はお休みの人が多く静かな一日となっています。

さて、昨日はコスタリカの自立生活運動にとって記念すべき一日でした。昨年夏に日本に行ってピアカウンセリングの講師になる研修を受けたスサーナとジゼルがやっとそれを実践で行うことになったんですね。このプロジェクトもやった地に足が着いた活動を少しずつできるようになってきました。

ここまで来るには、何年もかかって色んな人の助けを借りながらでした。まず2008年から始まった日本での研修で最初のピアカンの研修をしてくれたのは東京のヒューマンケアセンターの人たちでした。2010年からはメインストリーム協会で独自にやるようになり、2011年2月にはリングリングの中尾さんとあるるの安原さんがこちらまで来て、講座を開いてくれました。

こうしてピアカンそのものにはみんな少しずつ馴染んで来ていたのですが、本格的にこちらで広めようと思ったら、講座のリーダーになる人が必要ということで、草の根のプロジェクトでは、まず優先的にリーダーの養成を活動に加えました。

そうして昨年夏に一月間みっちり研修を受けて帰ってきたのが、スサーナとジゼルなんですね。














昨年帰ってきたときにすぐに色々やりたくてうずうずしてたと思うのですが、事務所の運営をきっちり軌道に乗せるのがプロジェクト的には優先順位が高く、なかなかピアカウンセリングを進めていくことはできませんでしたが、今年は相談業務やピアカンなど地元できっちり障害者のサポートをしていこうというのが目標でもあるのでこうしてめでたく開催することができました。

例によって健常者は中に入れないので、写真はみんな休憩中のものです。ぼくは土曜日に事務所にふらっときた脳性麻痺の男の子が介助が必要ということで、一日外で待機していました。こうした暇な時間もなんだか、ちゃんと活動してる中の一部なんだと思えて幸せでした。














今回は地元ペレスセレドンの障害者に向けてのものでした。今後サンホセに行ってまた開催する予定にしています。日本で最初に研修を受けたアイーダも来てました。ちょっと写真を取り忘れたんですが、ハナも参加していてかなり感動していたとスサーナが話してました。

午後からお決まりのような雨が降ってきて、4時に終わってみんなが帰る頃にはもの凄い降りようでタクシーを手配したりしていると余韻にも浸っている間もなくみな解散していきました。歴史に残る一日だったのにな〜と後で思い返していたのですが、こうして普通に終わるのもこうした活動が特別なものでなくなってきた証拠ですね。

雨がとっても気持ちいい

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