2013年7月2日火曜日

グァテマラ出張編


こんにちは。昨日からぼくは今グァテマラのアンティグアという町に来ています。
先週の金曜日の夜遅くグァテマラに着いて、土曜日日曜日とホセマリアのグループを対象にコスタリカとボリビアの活動の紹介、日曜日は介助の演習をやってきました。昨日からこちらに来てちょっとした休日を過ごしてるところです。

さて2012年の2月中南米研修のフォローアップでコスタリカに集合して以来、なかなか情報が伝わってこなくどうしてるのかなと思っていたのですが、地道に活動をつづけているのが分かったので「グァテマラ出張編」としてお伝えしておきたいと思います。














金曜日は、ホセマリアとアンヘリカ、それと息子でグループの介助を一手に引き受けてるアンドレとが空港に迎えに来てくれました。

昨年から、せっかく近くで働いてるのだからこの機会を使って様子を見に行きたいと考えていて、最初はちょっとホセマリアたちに会って最近の様子を聞くくらいの気持ちでいたのですが、実際こうして行くとグループのメンバーを集めて週末を使ってみっちりセミナーをやるような感じになっちゃいました。

なので、空港について出てくると夜10時頃とかなり遅い時間だったのですが、みんなでぼくが取っていたホテルまで行ってこれまでの活動や翌日の打合せなど12時近くまで話すことになりました。

翌日はややゆっくりめに昼から、ぼくたちがやっているコスタリカの活動やさらにボリビアでフェリーサがやっている活動をパワーポイントや写真を使いながら紹介しました。会場はいつもグループが土曜日にやっているミーティングに使っている小さな学校でした。支援者が好意でいつも無料で貸してくれているそうです。















土曜日と日曜日では少しメンバーが入れ替わっていて、延べ15人から20人くらいの参加者だったでしょうか。活動の一番の問題は交通費で交通費を出したらけっこう集まるのですがなかなかそこまでの資金がないので難しいとのことでした。それでも集まった人たちはみな熱心で、ホセマリアとアンヘリカが持って帰った自立生活運動の考え方はかなりしっかり伝わっていました。少なくともここのメンバーの間では障害者に介助者は必須であるとの共通認識がありました。

昨年ホセマリアのグループはJICAとちゃんとコミュニケーションが取れず、日本の研修には人を送れなかったのですが、今年はうまくやっているようで3人の候補者を面接に送る準備をしていました。その3人とそれぞれの介助者の候補も参加していました。




翌日曜日は一日使って介助演習。10時からの予定だったのですが、アンヘリカがホテルに迎えに来てくれたのがすでに10時。まあこのへんは織り込み済みでした。

なかなか集まりが悪く、11時過ぎに始まりました。1時に昼食を挟むということだったので、まず日本で介助制度がどういう風にやられているかを歴史を含めて説明して、それと絡めて自立生活センターがどう運営されているか、普通はこちらでは廉田さんが説明するようなことを知ってもらったうえで昼食後実際に介助の演習をやりました。

こちらでよくあるのが、これは演習でごくごく基本的なことを研修ではやっていますと前もって説明しているのにもかかわらず、自分はこうやっているとみんなアピールしたがることで、その度に実演が始まります。ある脳性麻痺の人がモデルになって服の着脱をやってくれたのですが、その後これは普段自分はひとりで出来るので見せてやるって言ったのですが、ぜんぜんそれは介助演習でも何でもないので丁重にお断りしました。















それでも介助っていうのは簡単なようでむつかいしいところがあって、みんななるほどと思いながら聞いてくれなかなか盛り上がって終わることが出来ました。

ホセマリアは、例の詐欺事件もあって気持ちが落ち込んだこともあったでしょうが、気持ちを切らさずにずっと活動をつづけているので、すごいなーって思いながら2日間を過ごしていました。昨年はJICAの資金で自立生活セミナーをやったそうですし、今年も8月にコンセホの資金を使って50人規模のセミナーを計画しています。他にも色々やっているので、また帰国したら報告したいと思います。

そうそうまず報告しないといけなかったのはホセマリアは昨年11月から彼女ができて今年の12月8日に結婚することも決まっています。日本では畑くんががんばってるそうですが、グァテマラも負けてませんね。というか、セミナーほったらかしてしょっちゅういちゃいちゃしてて、ちょっとやり過ぎなのが今グァテマラのの一番の問題でしょうか。まぁ、幸せそうでけっこうなことですが(笑

ホセマリア、恋人のアンパロちゃんと。子供も元気です。



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