さて、今シーズンも今日で最後の一日で、明日荷物を纏めてサンホセに発ちます。先にお伝えしたとおりモルフォのメンバーは今日も駐車場の仕事に行って事務所にはぼく一人残ってます。週末にぼくも行ってきたので、最後に報告して帰ります。
土曜日朝、まずサンホセからコスタリカ国産の車椅子を作りたいというグループが来所したのでまずその対応から。グループはデザイナーのカルロスさん、機械技師のディエゴさん、看護士のマルセラさん。来所したのはこの3人だけだったのですが後もう一人電気技師のメンバーがいるそうです。
左からマルセラさん、ディエゴさん、カルロスさんです。彼らは車椅子だけでなく、障害者向けの家の改造や、個人にカスタマイズした装具や医療器具などを作りたいという夢を持っていて、それを中米や南米にまで拡げていきたいと壮大なものになってます。
モルフォとはまず車椅子の修理や製造の部分で協力していくのですが、まだこれといって具体的になっているわけではありません。ウェンディはこれを日本に支援を仰いだプロジェクトにしてそれをモルフォ自身の自立発展性に繋げられないかと考えています。
ミーティングを終えて、久しぶりにウェンディといっしょにバスに乗って資金稼ぎの駐車場へ移動。前はよくあちこち一緒に出かけていたのですが、最近はあまりそんな機会も少なくなっていたので楽しかったですね。
さて、着いた駐車場にはまだ2台停まっているだけ。午後になって動きが出てくるまではこうしてメンバーたちも木陰に日差しをさけてのんびりおしゃべりしています。
だんだん日差しが穏やかになってくる時刻になるとだんだんお客さんが増えてきます。こうしてみんなで道に出て客寄せします。近隣でも同じようにやってるので目立つように客を呼ぶのは大事なんですね。この日は最終的に200台を超えて、一台2000コロン徴収してるのでそこそこの儲けでした。これは地元の畜産農家がやっている2週間ほどのお祭り期間にやるもので、この祭りの委員会で最初は飲み物か何かを売るブースを出したかったのが外れてこの駐車場になったらしいです。「こっちの方が儲かるからこれの方がよかったんじゃない?」ってルイスに訊いたらこれはしんどすぎるからブースの方がいいって答えてました。でも土地の持ち主とは来年も借りる約束したらしいですけどね。
さて、誰もいない事務所ですが、今年度一年振り返ると、一年目は陽子さんがいてくれて、二年目はフランク、これまで常駐してくれていた人がいたので何となくぼくは直接モルフォのメンバーと関わらなくてもいいポジションだったかも知れません。今年度になってそれが全部自分の責任でやらないといけなくなり、正直大丈夫かな〜って思いながら6月末最初の赴任をしたのでした。
でもその不安はすぐになくなりました。4月に事務所を移転して気分を一新してモルフォ自身の雰囲気が見違えるようによくなっていたのが大きく、ぼくもその一員としてすんなりと受け入れてくれたと思います。
今年度の活動もCOINDISの予算を中心にした全国でのフォローアップがうまくいったので、国会で自立法も進みました。こうしたこと全部を振り返ると充実の今年度だったと思います。今年は自立法の成立に向けて正念場ですが、ぼくの中ではすでに国会で成立を見届けてウェンディと抱き合ってるシーンがすでにイメージできてますよ。
ではでは。また来年度までしばらくお休みです。
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