2013年11月28日木曜日

実施計画レビュー終了!


こんにちは。昨日一週間におよぶプロジェクトの中間評価が終わり、昼過ぎの便でJICA草の根担当の青木さんは日本へ帰っていきました。ペレスに帰ってくるともの凄い雨が降っていて、今日も朝から雨が降るめずらしい天気です。青木さんが滞在中は比較的暖かく雨も少なかったのでこのまま乾季になっていくのかと思われたのですが、すんなりとは行かなかったですね。

さて、金曜日にサンホセでのヒアリングを終え土曜日からはこちらにメンバーや政府の関係者に話しを聞いて回りました。全国集会の準備でサンホセに行っているメンバーも週末にはペレスに帰ってきているので、土日にモルフォメンバーのインタビュー、週が明けたらコンセホやIMASの政府関係者のインタビューという予定を組みました。

上の写真は現在のコーディネーターの一人カテリンに話しを聞いているところ。事務所に来てほしいというのを家と勘違いして来なかったマイノルの代わりでした。カテリンは理学療法士の勉強を大学でやって障害者のことはよく知っているつもりだったのに、介助研修を受けたときに、障害者がこうやって主体的に物事を決めて生活しているのを知ってショックを受けたと話していました。



土曜日はその後4時間にわたるスタッフ会議。最近は全国集会の準備で会議を持てないので週末にやることが多いです。青木さんも同席し、きちんと項目を整理して話し合いひととおり意見が出たら一つずつ纏めて次にいってちゃんと会議が進んでいるのに感心していました。


















日曜日は朝からスサーナ、マイノル、ウェンディ、ルイスエルナンの家を訪問しながら各メンバーの話を聞きました。一人1時間から1時間半で考えていたのですが、話し出すとついつい長くなって結局一日がかりに仕事になってしまいました。しっかりしてきた部分もあり、現状に対してまだまだ甘いところもあったり様々ですが、日常の仕事場ではなかなか聞けない話を聞けてぼくにとってもいい機会となりました。


週が明けてコンセホへ。メインストリームがコスタリカと関わり出した最初は仕事のほとんどはここでやっていたので、久しぶりに来て懐かしかったです。この日からはJICAコスタリカでプロジェクトを担当してくれている張さんも同行しています。
予想していたことですが、もともと先行プロジェクトKaloieを引き受ける形で始まったこのモルフォのプロジェクトは現在、Kaloie時代にあった行政機関からの支援がどんどん引いて行っていて、かなり厳しい状況になっています。パウラさん、マルコスさんから詳しい話しを直接聞けたのはよかったのですが、かといって状況をよくするようなものがあるわけでもなくそれを確認するだけといった感じでした。

午後からはモルフォのメンバーが定期的に共同でバリアフリーチェックをやっている保健省のエリカさんのインタビュー。つづいてモルフォを手伝ってくれているグループのホセ・アントニオとホセ・ミゲルさんにインタビュー。その後もプロジェクトの計画の指標になる書類のチェックなど作業は夜までつづきました。


















翌火曜日ペレスセレドン最終日はこの人メインストリームでもおなじみのウィルベルです。9時の予定が事務所にやってきたのは11時過ぎでした。ウィルベルは年明けにある国会議員選挙に立候補しているので、すでに先週金曜日から休暇を取って選挙戦に入っています。IMAS事務所まで行く予定だったのですが休暇中なのでということでモルフォまで来てくれました。ウィルベルも月曜日のコンセホでのインタビューと同じでかなり厳しいモルフォの現実を裏付けるような話しでした。もともとモルフォのもとになっているペレスセレドンの自立生活パイロットプログラムは、こうした関連機関が定期的に協議している中から生まれたものなので、Kaloieが終了してそれが維持できていない状況では、メンバーがもらっている補助金等の正当性を問われると厳しいことになっています。組織のしばりがあって自由にはできないのですが、ウィルベル自身がこのモルフォのプロジェクトを応援してくれているのはかわらず、これから議員になってもできることをやりたいと言ってくれているので、しっかり掴まえておきたいと思います。ぼくは彼が滞在中日本にいて何か世話をしたということもないのですが、ぼくの顔を見るとメインストリームの一員として親しげに扱ってくれるのがとても嬉しいですね。



ウィルベルのインタビューも終わり、そろそろ出発しなければならない時間だったのですが、青木さんのリクエストで、最近始めて収入源にもなったバス運転手の会社Transporte Blanco社のヨランダさんのところへ。インタビューしたらいいと思っていたのですが、そこまで時間がなくて諦めていました。しかし行って話しを聞くとモルフォのことをべた褒めと言っていいくらい褒めてくれて、やはりモルフォ始まってから一番と言っていいヒットの活動なので最後に行けてよかったです。




この後サンホセに戻り、JICAコスタリカ篠崎所長に報告。翌水曜日は空港の出発前に前プロジェクトマネージャーの石橋さんにインタビューしてすべての予定を終了しました。青木さんなんだかつめつめのスケジュールになってしまいましたがお疲れさまでした。どうもありがとうございました。

ペレスに帰って、ほっと一息の雨上がりの青空







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