メインストリーム協会JICA草の根技術協力活動日誌。草の根技術協力とは国内のNGOとJICAが協力しながら海外の団体を支援するプログラムです。コスタリカ、ペレスセレドンの自立生活センターMorphoは、このプログラムによって運営されています。Morphoとは「変容」、さなぎが蝶になっていくように自立生活へ「変容」していくことを目指しています。
2012年8月14日火曜日
ウィルベルさんとミーティング
こんにちは。いのうえです。
今日は先週延期になった社会保険庁のウィルベルさんとのミーティングが改めてありました。Instituto Mixto de Ayuda socialというのが正式名称でぼくたちはIMASと略称で呼んでいる役所のペレスセレドンの責任者です。
先日からお知らせしているように、6月28日にサンホセの保健省でのプレゼンがうまくいって、IMASで新しいプロジェクトを作って自立生活センターの運営と介助派遣を両方できるようにしましょうという話が進んでいます。ウィルベルさんがとくに強力に支援してくれていて、このタイミングで自分も日本の実際を見てみたいということなので、メインストリーム協会を中心に西宮で研修することになりました。
彼の上司に当たるオルガ・ソニアさんはすでに日本に行って福祉行政について学んでいるので、この2人の力を借りて今のタイミングでこのプロジェクトを形あるものにしたいというのがメンバーの共通の思いになっています。
今日のミーティングは、日本に行く前にもう一度きっちりこのセンターが考えていることを伝えておこうと思ってセッティングしたもにで、要求事項をあらかじめピックアップしておいて、それを伝えました。ぼくがこちらに来てから数回ウィルベルさんは事務所を訪れてくれていますが、その度にこちらのコンセプトが明確になっていっているようで、だんだん言葉を省略してもこちらのアイデアはわかってくれるようになっていると思いました。
一番いいところは、このセンターが公益性を持っていることをちゃんと理解してくれていることで、それは事務所を町の中心に構えて実際に仕事をしたり、目の前で介助者を使っているのを見せたりしているが、ものすごく効果があったのだなと思っています。
ほんとに事務所には毎日のように相談に人が訪れているし、悪質な役所などが障害者の団体ができたからと勝手にここに人を振ったりするケースも出てきています。
ウィルベルさんが帰ってすぐ9月の頭にはオルガ・ソニアさんを含めての会議もセッティングされたので、ここしばらくはこのプロジェクトを実現するのがこの事務所の最優先課題になりました。正念場ですね。
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