メインストリーム協会JICA草の根技術協力活動日誌。草の根技術協力とは国内のNGOとJICAが協力しながら海外の団体を支援するプログラムです。コスタリカ、ペレスセレドンの自立生活センターMorphoは、このプログラムによって運営されています。Morphoとは「変容」、さなぎが蝶になっていくように自立生活へ「変容」していくことを目指しています。
2012年8月16日木曜日
ワクチンも打っときましょう
こんにちは。いのうえです。
昨日はここコスタリカは「母の日」ということでお休みでした。今日はサンホセで、コンセホの会合があって両ルイスがそちらの方に行っているので、ジゼル、スサーナ、陽子さんがいないのにさらにメンバーが減ってまるで休みのつづきみたいです。
さて、トップの写真真ん中で真剣な表情をしている人は、事務所近くの保健所の方でファン・アルベルトさん。近所を回ってワクチンの接種が終わっているかチェックして終わってない人にはその場で打ってもらっているんですね。
コスタリカは、総背番号制なので、国民はみんなCédulaと呼ばれる番号を持っています。それを調べれば過去にどんな予防接種を受けているのかが一発で分かるようになっています。
打っていなかったマイノル、ウェンディ、アレックスが破傷風の注射を打ってもらいました。
予防接種が済むとこんな手帳がもらえ、いつどんなワクチンを打ったのかが分かるようになっています。ちなみにこの後アレックスは無事にパスポートも入手。後はアメリカのビザを取得するだけです。
アレックスと市場に行くといつもは電動に乗っているホルヘ・ルーゴさんが今日は手動でいるのに遭遇。一緒に事務所まで来ました。ホルヘ・ルーゴさんは最近よく事務所に来るようになった脊椎損傷の人で、受傷後まだ数年しか経っていません。ここはアクセスに関してはまだましな方の国なのですが、それでも日々町に出ていると腹が立つことも多いようです。最近もちょっとしたいざこざがあったらしく、今日は事務所に来るなり、ずっと不満をぶちまけています。この国はすでに16年前に機会均等法ができて、障害者でも他の人と同等の権利が保障されています。「16年も前に法律ができてるのに、何も変わっていないじゃないか、きみたちは平和的に話をするべきだって言うけれど、もうそんなやり方じゃ何も変化しないよ!」みたいなことを延々と話していました。
事務所には、みんな来てくださいと言ってるし、実際そうなのですが、こちらの人はよく話すので、相談に乗ってると半日くらい余裕で時間が経ってしまいます。限られたスタッフで来客の対応もしてなかなか大変なときもあります。
両ルイスサンホセへ。朝礼時の予定のチェックが少しずつ浸透しつつある今日この頃のモルフォ自立生活センターです。
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