ちょっと時間が空いてしまいましたが、日曜日からこのコロンビアのプロジェクトの本当の対象地域であるエルカルメンデチュクリに行ってきました。メデジンから定員25名ほどの小型飛行機に乗ってまずブカラマンガというベネズエラに近い町まで。そこから車に乗りかえて5時間行ったところにあります。
このプロジェクトは障害者の支援なのですが、その中でも50年間続いてきた政府とゲリラの内戦によって障害を負った障害者を対象にしています(めでたく昨日キューバでこの2年あまり続けられてきた和平交渉が合意に達しました)。プロジェクトではこのエルカルメンデチュクリとメデジンに近いグラナダという二つの町をサイトにしています。現在はこの二つの町でもともとあるリストを元に障害者がどれだけいるか、そのうち紛争で被害を受けた障害者がどれだけいるかを一軒一軒足を運びながらデータ化する作業を終えようとしているところです。
今回の訪問の目的は、これからこれでできた障害者のリストに上がった人たちにアンケートをしていくのですが、その調査員の候補者に対する研修が一週間あり、奥平さんはその中でソーシャルインクルーションについて講義を任されていました。
ちょっとこの日は、まだこのあたりに敷設したままになっている地雷についての知識や注意点を講義するためにボゴタとインターネットを繋いで行う作業がうまくいかず、奥平さんの講義の時間がかなり大幅に縮小しなくてはならなくなり、多少年燃焼不足なところはあったのですが、それでも当事者が話すことでこの日のメニューでは一番盛りあがってました。
この日は他に、結局延期になった地雷についてのレクチャーと、紛争被害者支援ユニットの担当者が行うインタビューの際に心がけなければならない配慮注意点のレクチャー、上の写真はブカラマンガの大学の先生マリア・デル・ピラールさんによる障害種別のレクチャーなどがありました。マリア・デル・ピラールさんとはぼくはすでにボゴタのメンバーを通じてネット上では知り合いになっていたのですがやっと実物に会うことができました。
その他、3月にメインストリームに来てくれた専門家の山ちゃん。プロジェクト実施と同時にエルカルメンにボランティアに入った伊藤さん、カウンターパートである紛争被害者支援ユニットでプロジェクトの直接の担当者になったレイディーさんなど、このプロジェクトに関わっている人とも会うことができました。
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